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サルコペニアと症候・障害の関連性2020-03-18

皆様、こんにちは。

あずま整形外科リハビリテーションクリニックの理学療法士の井上です。

前回は、サルコペニアと病気の関連性について投稿をさせていただきました。

今回は、それに少し類似しますが、サルコペニアと症候・障害の関連性について投稿をさせていただきます(少し難しい内容かと思いますが、最後までお読みいただけると幸いです)。

以下、4つの症候および障害とサルコペニアとの関連性についてご紹介致します。

  • 転倒・骨折とサルコペニア:転倒や骨折を起こすと、それ自体が筋肉の損傷を招き、筋力低下につながります。また転倒や骨折によって、活動量が低下することで、筋力・筋量が減少してサルコペニアが引き起こされます。逆に、サルコペニアによる身体機能の低下は、転倒リスクを上昇させると言われています。さらに、サルコペニアは骨量の減少にも影響し、骨折リスクも上昇させます。
  • 排尿障害とサルコペニア:頻尿や尿失禁は、外出頻度や日常の活動量を低下させ、筋力・筋量の減少を招き、サルコペニアの原因となります。また逆に、サルコペニアによる筋力・筋量の減少は、骨盤底筋群の脆弱化をもたらし、排尿障害を引き起こすとされています。
  • 脱水・熱中症とサルコペニア:脱水は筋肉痛や筋痙攣を招き、活動量を低下させ、サルコペニアの原因となります。また逆に、サルコペニアにより筋量が減少すると、体内の水分量が減少し、脱水症を引き起こしやすくなります。
  • 摂食・嚥下(飲み込み)障害とサルコペニア:摂食・嚥下障害は栄養障害、特にたんぱく質摂取量の低下等から筋量の減少を招き、サルコペニアの原因となります。また逆に、サルコペニアでは、身体の骨格筋だけでなく、咬筋(食べ物を咀嚼する(噛む)際に使用する筋)や舌筋、咽喉頭筋(喉の周囲にあり、食べ物を嚥下する(飲み込む)際に必要な筋)の筋力が低下し、摂食・嚥下障害をもたらすと言われています。

このように、サルコペニア(全身性の筋肉量や筋力低下)は、あらゆる症候・障害に関連します。

逆も然りで、あらゆる症候・障害は、サルコペニアを引き起こすことになります。

サルコペニアや症候・障害があれば、当然ながら、日常生活活動(ADL)が制限され、生活の質(QOL)の低下につながっていくと思われます。

理学療法では、専門的な知識を持ったセラピストが、運動療法を実施させていただきますので、サルコペニアを予防・改善できると考えられます。

理学療法士 井上拓也

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